皆さんは靴下の洗濯や干し方はどのようにしていますか?
特に靴下は衣類の中でも汚れがつきやすい洗濯物のひとつです。
泥汚れがついた靴下を洗濯する場合、ただ洗濯機で回すだけではきれいにならないおそれがあります。
また干し方を工夫することで、靴下を長持ちさせることが出来ます。
今回は、靴下を洗濯機に入れる際のコツや、靴下を干す時に注意したいことをご紹介します。
靴下を長持ちさせる正しい干し方の向きは?
なぜ口ゴムの部分を上にして干すのか?
濡れた状態で洗濯物を干すと、重力により水分は下へと移動して上の部分から乾いていきます。
そのため、靴下の口ゴムの部分を下にして干すと下の部分に水分がたまってしまいます。
下にした口ゴムの部分が長い間濡れた状態におかれることになり、しかもその水分の中には洗剤成分も少し残っています。
靴下の口ゴムが痛む原因は、洗剤の成分が残った水分で濡れたまま長時間放置することによりゴムが劣化するためです。
洗濯ばさみではさむのは、一点?それとも、二点?
洗濯ばさみのはさみ方は、二点まとめて挟んで干すのが正解です。
洗濯ばさみで口ゴムの輪になった一点のみをはさんで干すという人もいるようですが、この干し方は口ゴムの劣化を早めることになってしまいます。
この干し方をすると、口ゴムの一点に重力がかかってその他の部分がたるんで口ゴムが伸びやすくなります。
なるべく、口ゴム部分がまっすぐ水平になるように干すと、伸びにくくなります。
靴下の干し方のポイント
- 直射日光を避けて干す
- 風通しの良い場所に干す
- 密集させないように干す
直射日光を当てると靴下の生地を傷めてしまいます。そのため日陰で干すのがベストです。
風通しの悪い場所で干すと靴下が生乾きになり匂いが残ったりします。
風通しのよい場所に干すと、直射日光が当たらなくても靴下の水分が飛びしっかりと乾いてくれます。
靴下を干すときは干ある程度靴下同士の間隔を開けて干してください。。密集して干すと、水分が飛ばないために乾きにくくなります。
靴下を長持ちさせる洗濯方法
靴下は裏返しにして洗う
靴下を洗うときは裏返して洗いましょう。なぜ裏返して洗うのかというと、直接肌が触れる部分に汗が付着することにより
裏返しにして汚れている部分を表面にすることで、綺麗に汚れを落とすことができ臭いも取れやすくなります。
また、模様の入ったものや毛足の長いものなどの糸の飛び出しを防ぎ、洗濯中に傷むのを防ぐことができます。
靴下の裏側に付着した汗や皮脂の汚れが残っていると、靴下が悪臭を放つ原因となります。裏返して洗うことによりそれらの汚れをスッキリ落とすこともできます。
靴下は乾燥機で乾かすのはNG!
靴下を乾燥機で乾かすのはNGです。熱で口ゴムが劣化してヨレヨレになってしまいます。ウール、シルク、リネンなど、デリケートな素材のものは縮んでしまうこともあります。
また漂白剤を使用するのもNGです。口ゴムの部分が劣化するので控えてください。
まとめ
靴下の干し方、洗い方
- 口ゴムの部分を上にして干す。
- 洗濯ばさみのはさみ方は、二点まとめてはさんで干す。
- 直射日光を避けて干す。
- 風通しの良い場所に干す。
- 密集させないように干す。
- 靴下は裏返して洗う。
- 乾燥機で乾かすのはNG。
干すとき・洗うときのそれぞれの段階で、ちょっと気をつけるだけで、靴下は長持ちすことになります。
まずは口ゴムの部分を上にして、洗濯ばさみではさんで干すようにすることから始めてみてください。
毎日のようにお世話になる靴下だからこそ、正しく洗濯して、長持ちさせたいですね。