ディヨラ・ケルディヨロワはウズベキスタン出身の柔道選手で、世界ランキングは1位です。今年で26歳になります。オリンピック2連覇を目指す阿部詩を破り、オリンピックで金メダルを獲得しました。
注目のディヨラ・ケルディヨロワ選手とはどのような人物でしょうか。また柔道の成績なども見ていきたいと思います。
ディヨラ・ケルディヨロワ、人物。
ディヨラ・ケルディヨロワはウズベキスタン共和国サマルカンド州出身です。
6歳の時に祖母の影響で柔道を始めました。ディヨラ・ケルディヨロワの柔道キャリアにおいて、祖母の影響は重要な役割を果たしたようです。
ディヨラ・ケルディヨロワさんは1998年7月13日生まれで2024年現在は26歳です。階級は52㎏級です。
オーストリアで豊富な指導経験を持つドイツの柔道家マルコスピットカが2022年にウズベキスタン連盟のスポーツディレクターに就任し、以降指導を受けています。
2022年に同じく柔道家のアザマト・マチャクボフさんとと結婚しました。
ディヨラ・ケルディヨロワの柔道スタイル。
得意技は右袖釣込腰、右背負投。得意寝技、腕挫十字固。
ディヨラ・ケルディヨロワの得意技は背負い投げであり、これが彼女の競技スタイルの中心となっています。
引き手一本を持った形、あるいは両袖を絞った形から担ぎ技を連発する。得意技は両袖の右袖釣込腰と片襟の右背負投。いずれもかなりの鋭さと威力があります。
また、寝技も得意としており、立技からの移行の速さは出色。相手を担ぎ技で伏せさせるなり、流れるような動作で腕挫十字固を極めます。
組んでから技を仕掛けるまでのスピードも早く、持つ、担ぐ、極めるの流れを一瞬で行う電光石火の速攻、そしてそれを可能にする身体能力の高さが、ディヨラ・ケルディヨロワの柔道の核です。
ディヨラ・ケルディヨロワ最近の成績。
2021年
グランドスラム・アンタルヤ:優勝
アジア・オセアニア選手権:2位
世界選手権:5位
世界軍人選手権大会:優勝
2022年
グランドスラム・ウランバートル:優勝
アジア選手権:優勝
イスラム諸国連帯競技大会:優勝
グランドスラム・アブダビ:2位
グランドスラム・バクー:優勝
アジア大会(52kg級):個人戦優勝、団体戦2位
2023年
グランドスラム・トビリシ:優勝
世界選手権(52kg級):銀メダル
グランドスラム・ウランバートル:3位
ワールドマスターズ:3位
アジア大会:個人戦優勝、団体戦2位
2024年
グランプリ・オディベーラス:優勝
グランドスラム・バクー:優勝
アジア選手権:3位
世界選手権(52kg級):銀メダル
パリオリンピック(52kg級):金メダル
ここ数年は以上のような成績を残しており、特に2024年は常に上位の成績を上げおり世界ランキングも1位になっています。
これらの成績から、ディヨラ・ケルディヨロワは近年では世界トップレベルの大会で安定して好成績を収めていることがわかります。
特に2023年と2024年の世界選手権での銀メダル、そして2024年のパリオリンピックでの金メダルは彼女のキャリアのハイライトと言えるでしょう。
ウズベキスタン出身ということもあり、中央アジアの柔道界を牽引する存在として、今後さらなる活躍が期待されます。