ヒートテックは、ユニクロが提供する保温性の高いインナーウェアです。寒い季節に体を暖かく保つために設計されており。これからの季節には手放せないアイテムですね。
そんなヒートテックの機能と効果的に着用するためのポイントを徹底解説しました。
ヒートテックの種類別の機能は?
ヒートテック、5つの機能
ユニクロのヒートテックは、寒い季節に快適さと暖かさを提供するために設計された高機能なインナーウェアです。ヒートテックの主な機能は以下の通りです。
- 吸湿発熱: ヒートテックは、体から発散される水分を吸収してその水分を熱エネルギーに変換することにより暖かさを生み出します。そのため薄手でありながら高い保温性を実現しています。
- 保温性: 特殊な編み方や素材の組み合わせにより、暖かい空気を繊維間に蓄えることで、優れた保温効果を発揮します。これにより、寒い環境でも快適に過ごせます。
- ストレッチ性: ヒートテックは伸縮性のある素材で作られており、体にフィットしながらも動きやすさを提供します。これにより、日常の動作を妨げることなく快適に着用できます。
- 抗菌防臭: ヒートテックには抗菌防臭機能があり、長時間の着用でも不快な臭いを抑えることができます。
- 静電気防止: 特殊な素材と加工により、静電気の発生を抑える機能があり、着脱時の不快感を軽減します。
これらの機能により、寒い季節でもより快適に日常生活を送ることが出来ます。
ヒートテックの種類別特徴
1.ヒートテック(通常タイプ)の特徴
基本的な吸湿発熱機能を持っており薄手で軽量である。肌にフィットしやすく日常使いに適しています。
2.ヒートテックエクストラウォーム(極暖)の特徴
特殊な編み方により暖かい空気を多く蓄えることができ、通常のヒートテックよりも約1.5倍暖かく裏起毛仕様の為肌触りが良く保温性も高く、冷え込みの厳しい日や屋外での活動に適しています。
3.ヒートテックウルトラウォーム(超極暖)の特徴
表面はワッフル編みでより多くの空気を蓄えることができ、裏面は長めに起毛されています。その為最高の保温性があり通常のヒートテックの約2.25倍の保温性を持っており厚手で暖かく、厳冬期の屋外活動に最適です。
4.極暖ヒートテックコットンの特徴
一番の特徴は肌に触れる部分が100%コットンで作られており柔らかく快適な肌触りです。これにより敏感肌の方でも安心して着用できます。保温性も通常のヒートテックよりも約1.5倍暖かくなっています。
5.極暖ヒートテックカシミヤブレンドの特徴
今年の新商品です。カシミヤを9%混合しており、締め付け感が少なくふんわり柔らかい着心地を実現したヒートテックです。
暖かさは通常のヒートテックの1.5倍の極暖タイプで、ループ内の空間が広くなるようふんわりと編むことで、従来の極暖ヒートテックインナーよりも約30%軽くなっています。
ヒートテックを効果的に着るポイントは?
ヒートテックの効果的な着方
1.肌に直接着用する
ヒートテックは身体から出る水蒸気を熱に変えることで暖かさを生み出しています。そのため、直接肌に触れるベースレイヤーとして着用するのが正しい使用方法です。
2.適切なサイズを選ぶ
ヒートテックは身体から放出される水蒸気を熱に変えるという仕組みです。ヒートテックと肌の間に隙間があると十分に機能しません。
ピチピチ過ぎても、ブカブカ過ぎても暖かさが逃げる要因となってしまいますので注意が必要です。
ヒートテックを選ぶ際の最重要ポイントは、ジャストサイズを選ぶことです。伸縮性があるので、ジャストサイズでも窮屈感はありません。
3.重ね着を工夫する
ヒートテックは単体でも暖かいですが、他の衣類と組み合わせることでさらに効果を高めることができます。
ミドルレイヤーはヒートテックによって発熱した暖かい空気を溜めることができるものが良いです。具体的にはスウェットやフリースです。
ウールとナイロンはヒートテックの相性が良くありません。その理由は静電気が発生しやすいからです。
アウターは暖かい空気を逃がさないように、風を通しにくいものを選びましょう。ヒートテックによって暖められた空気をミドルレイヤーに溜めて、アウターで蓋をして逃がさないようにするイメージです。これだけで暖かさは変わってきます。
ヒートテックを着るタイミングは、最高気温が15度を下回る時期が目安です。
朝は多少冷え込んでいても、日中の最高気温が20度を超えるようであれば、ヒートテックを着ていると暑苦しく、汗をかいてしまう場合もあります。
ヒートテックの種類別使用シーン
1.「通常のヒートテック」は、最高気温15度前後の軽く寒い程度の時におすすめです。
日常生活での通勤、通学や室内での活動に適しています。
2.「極暖」は、裏起毛になっており、通常タイプと比べて約1.5倍暖かいといわれています。そのため、最高気温10度くらいから着用するのがベストです。
冬本番の寒さや、外での活動が多い日には極暖が効果的です。特に室内と屋外の出入りが多い時におすすめです。
3.「超極暖」は、通常のヒートテックの約2.25倍の保温性を持ち、最も厚手で暖かいタイプです。そのため最高気温5度くらいがちょうどいいタイミングです。
真冬の極寒地や冬のキャンプ、スポーツ観戦、漁業農業などの屋外での仕事など、長時間の屋外活動の時などに適しています。
このようにヒートテックの種類を、気温や活動内容に応じて使い分けることで、より快適に冬を過ごすことができます。
ヒートテックを使用する時の注意点!
1.汗をかく運動時には不向き:ヒートテックにはレーヨン使用されています。レーヨンは吸湿性と吸水性が高いため発熱に貢献する反面濡れると乾きにくい性質があります。
汗をかいたりして一度濡れてしまうと、ずっと濡れた状態をキープしてしまいます。濡れた状態では発熱作用は失い、機能性インナーとしての効果も無くなります。
肌に直接触れるインナーが濡れていると濡れた部分から体が冷えてしまいます。
2.寝るときの着用は避ける:ヒートテックは水分を吸収して発熱する性質があります。そのためヒートテックを着て寝ると、布団内の保温効果と相まって体温が上がりすぎ、汗をかいてしまうことがあります。
寝てる時にかく汗の量が多くなってその結果汗が冷えて体温が下がる可能性があります。
3.静電気が発生する:ヒートテックは化学繊維を使用しているため、静電気が発生しやすいことがあります。静電気を防ぐためには、上に着る服の素材を選ぶ際に注意しましょう(ウールとナイロンは相性が悪い)。
柔軟剤を使用して洗濯することも効果的です。
4.肌トラブル:ヒートテックは吸湿効果が高いため、乾燥肌、敏感肌の方には相性が悪いケースもあります。
かぶれたり痒くなったりする人は、ヒートテックコットンや肌に優しい天然素材のインナーを重ねるとよいでしょう。また長時間の着用を避けるようにしましょう。
冬には欠かせない機能性インナーのヒートテックです。正しい使用方法を身に着けてこの冬を快適に過ごしましょう。