「ホリデイラブ」でブレイクし、「怪演女優」として今や押しも押されもせぬ存在となった松本まりかさん。
15歳でデビューしながら、本格的にブレイクしたのは30代半ばです。
「遅咲き」と言われる彼女が、どうやって今の地位を築いたのでしようか。
松本まりかさんの魅力的な性格、怪演女優と言われる理由、その経歴に迫ります。
松本まりかプロフィール
松本まりか基本プロフィール
- 名前: 松本まりか(まつもとまりか)
- 生年月日:1984年9月12日(2025年11月現在41歳)
- 出身地: 東京都中野区
- 身長:160cm
- 血液型:B型
- 趣味:空手(黒帯取得)、ダンス
- 職業:女優、声優、ナレーター
- 家族構成: 現在独身
- 所属事務所: 研音(2024年1月より所属)
デビュー年: 2000年
デビュー作: NHKドラマ『六番目の小夜子』
代表作:
- ドラマ『ホリデイラブ』(2018年)
- ドラマ『妖怪シェアハウス』(2020年)
- 映画『湖の女たち』(2024年公開)
- ゲーム『FINAL FANTASY X』のリュック役
松本まりかの性格が魅力的な理由
元々は暗い性格だった
松本まりかさんは幼い頃暗い性格だったそうで、小学校4年生の頃までは友人もいなかったそうです。
しかし、小学校5年生の頃に空手を始め、徐々に明るい性格へと変貌していきます。
また、空手では飛び級を重ね、あっという間に黒帯を取得したそうです。
そして松本まりかさんは中学校への進学を機に、キャラ変を決行しました。
すると街でスカウトされることが増え、15歳の時に友人と原宿を歩いているところをスカウトされ、芸能界入りしました。
感情豊かで飾らない性格
松本まりかさんの最大の魅力は、その感情豊かで飾らない性格にあります。
イベントでたびたび号泣する姿が話題になるほど、喜怒哀楽がはっきりしているんです。
2019年の写真集発売イベントでは、突然涙ぐみながら「35歳の今、やっとスタート地点に立てた」と語り、会場を感動の渦に包みました。
この素直さこそが、彼女の演技に深みを与えているんですね。
短所を武器に変えた転機
実は、今では彼女のトレードマークとなっている「甘くて鼻にかかった声」は、長年コンプレックスだったそうです。
プロデューサーから「声がね……」と言われ、仕事が来ない時期もあったそうです。
でも松本まりかさんはその声のキャラを活かして声優としても活躍していました。
松本まりか声優出演履歴
- 2001年『ファイナルファンタジーX』 – リュック
- 2003年『ファイナルファンタジーX-2』 – リュック
- 2004年『蒼穹のファフナー』 – 遠見真矢
- 2005年『シュガシュガルーン』 – ショコラ=メイユール、『Paradise Kiss』 – 櫻田実和子
- 2006年『UN-GO』 – 佐々風守
- 2008年『マッハガール』 – リップ
- 2010年『蒼穹のファフナー HEAVEN AND EARTH』 – 遠見真矢
- 2015年『蒼穹のファフナー EXODUS』 – 遠見真矢
- 2018年『ホリデイラブ ~夫婦間恋愛~』 – 井筒里奈
- 2021年『蒼穹のファフナー THE BEYOND』 – 遠見真矢
- 2022年映画『トロピカル〜ジュ!プリキュア 雪のプリンセスと奇跡の指輪!』 – シャロン
- 2023年『蒼穹のファフナー THE BEYOND (TV Edition)』 – 遠見真矢
特に『ファイナルファンタジー』シリーズや『蒼穹のファフナー』での役柄が有名で、声優としての幅広い活動を行っています。
「顔より声が求められる現代」において、松本さんの声は最大の武器になりました。
英国留学で「自分を抑える必要なんてない」と気づいてからは、素の自分を曝け出す演技ができるようになったそうです。
怪演女優の演技スタイルの秘密
松本まりかさんの演技スタイルは、他の女優さんとは一線を画しています。その特徴は大きく分けて3つあります。
1. 役柄の「人生」まで感じさせる演技
彼女の演技からは、演じている役柄の「今」だけでなく、そこに至るまでの人生が感じられます。
フィクションの世界の役に命を吹き込む、まさに異次元の演技力。これが「怪演」と呼ばれる所以なんですね。
2. 瞬発力のある感情表現
様々なタイプの作品でキャリアを積んできたからこそ、喜怒哀楽の感情をパッと出すことができる。
2018年の『ホリデイラブ』での「あざとかわいい」演技から、『死役所』でのクールな役まで、振り幅の広さが魅力です。
3. 「感じる演技」から「理解する演技」へ
最近では演技のアプローチも進化しています。2024年の主演ドラマ『ミス・ターゲット』では、これまでの「感じる演技」ではなく「理解する演技」で役に挑戦しました。
松本まりかの経歴:18年の下積みから大ブレイクへ
松本まりかさんの経歴は、まさに「努力は裏切らない」を体現しています。
デビューから長い下積み時代
中学2年生の時、友人と原宿で買い物中にスカウトされたのがきっかけ。2000年、15歳でドラマ『六番目の小夜子』でデビューしました。
その後、NHK連続テレビ小説『純情きらり』『ゲゲゲの女房』、『ホタルノヒカリ』など人気作に次々出演するも、なかなか大輪の花を咲かせることができませんでした。
「挑戦したいのに、挑戦権がない」という時間を長く過ごしてきたそうです。
転機となった『ホリデイラブ』
2018年、34歳の時に出演した『ホリデイラブ』で、ついにブレイクしました。
魔性の女を憑依しているかのように演じる姿が「怪演女優」として注目を集めました。
デビューから18年。「遅咲き」と言われますが、松本さん自身は「当時の私はあこがれとはかけ離れた場所にいた」と振り返っています。
確証がない中でも自分を信じて進み続けた結果が、今の成功につながっているんですね。
現在の活躍
2024年からは大手芸能事務所・研音に移籍し、新たな環境でさらなる飛躍を目指しています。
ゴールデン・プライム帯の連ドラ主演も果たし、「今が幸せ」と語っています。
『夫の家庭を壊すまで』では、その「凄まじい壊れっぷり」が話題となり、「怖い」を通り越して「面白い」と評されるほどです。
まとめ
松本まりかさんの魅力は、その飾らない性格と唯一無二の演技スタイル、そして諦めない心にあります。
短所だと思っていた声を武器に変え、18年の下積みを経て大ブレイク。
「感じる演技」から「理解する演技」へと進化を続ける彼女の姿は、30代・40代の女性たちに大きな勇気を与えてくれます。
「35歳でやっとスタート地点に立てた」と語る松本さん。
これからも、私たちを驚かせ、感動させる演技を見せてくれることでしょう。
彼女の今後の活躍から、ますます目が離せませんね!
